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2024年10月18日

ヒートショック

Category:社長 出井の徒然日記

日が暮れるのが早くなってきました。
日中はいつまでも気温が下がらないですが、夜は寒さを感じる日も増えてきます。

今年の夏は、家の中での熱中症がニュースで取り上げられていましたが、冬のヒートショックはいまいち取り上げられることが少ないです。

東京都健康長寿医療センター研究所が過去に行った調査では、1年間に全国で約1万7千人もの人がヒートショックに関連した「入浴中急死」に至ったと推計されている。
この数は、交通事故による死亡者数の3倍をはるかに超える数で、うち高齢者は1万4千人、全体の約8割を占めた。

鳥取県は冬季に日本海からの寒気が強く、降雪や冷え込みが厳しい地域です。
特に湿度が高くなることも多く、冷え込む日には家の中でも温度差が大きくなりがちです。
これにより、浴室やトイレ、脱衣所などでヒートショックが起こりやすくなります。

ヒートショックのリスクが最も高いのは高齢者です。
鳥取県は全国的にも高齢化が進んでいる県で、2023年時点で65歳以上の人口が約34%に達しています。

特に古い住宅では断熱性能が低く、ヒートショックのリスクが高まります。

ヒートショックの予防策

  • 脱衣所や浴室に暖房を設置し、室温を18℃以上に保つ。
  • 家全体の断熱リフォームを検討する。
  • 入浴前後に家族に声をかけ合う。ヒートショックを予防するためには、住宅の断熱性能や気密性を高めることが非常に重要です。特に新築の場合、最新の省エネ基準を満たした家を建てることで、家全体の温度が一定に保たれ、寒暖差を大幅に軽減することが可能です。性能向上リノベーションでも同様の効果が得られます。

    新築住宅での対策

    • 高気密・高断熱設計:最新の断熱材や二重サッシなどを採用することで、外気の影響を最小限に抑え、家全体を快適な温度に保つことができます。これにより、浴室や脱衣所、トイレの急激な温度変化を抑えられ、ヒートショックのリスクが低減します。
    • 全館空調や床暖房の導入:全館空調や床暖房を設置することで、家全体を均一な温度に保ちやすくなり、寒い場所と暖かい場所の温度差をなくします。

    リノベーションでの対策

    • 断熱改修:古い住宅の場合、壁や窓の断熱性能を向上させるリフォームが効果的です。これにより、冬場でも家の中の温度が安定し、特に浴室やトイレなどでの急な冷え込みを防ぐことができます。
    • 浴室や脱衣所の暖房設備の導入:リノベーションを行う際には、浴室や脱衣所に暖房設備を追加することも重要です。これにより、寒い場所に移動した際の体温低下を防ぎます。

    実際の効果

    鳥取県の寒冷な冬でも、これらの新築やリノベーションの対策を行うことで、室内温度の管理がしやすくなり、ヒートショックの予防効果が高まります。特に高齢者がいる家庭では、こうした設備投資が長期的な安全対策として有効です。

     

  • 新築やリノベーションによる快適な生活空間

    新築や性能向上リノベーションにより、ヒートショックのリスクを低減するだけでなく、家全体の快適性も向上します。冬場の寒さ対策だけでなく、夏場の暑さにも対応できるため、1年を通じて快適に過ごせる住まいを実現できます。

    鳥取県の「NE-ST」補助金を活用した住まいの性能向上

    鳥取県では、住宅の断熱性能やエネルギー効率を高めるためのリフォームを促進するために、「NE-ST(鳥取県エネルギー効率・省エネ支援事業)」という補助金制度を設けています。この制度を活用することで、ヒートショックを防ぐためのリノベーションを費用の一部を補助して行うことができます。

    NE-ST補助金とは?

    鳥取県の「NE-ST」補助金は、県内の住宅に対して断熱改修や省エネ設備の導入を行う際に利用できる制度です。ヒートショックのリスクを低減するためのリフォームや、新築住宅での断熱性能向上に対して補助金が適用されるため、経済的な負担を軽減しつつ、快適で安全な住環境を実現することが可能です。

  • 断熱工事補助金で対象となる工事例

    • 断熱リフォーム:窓や外壁、屋根などの断熱材を高性能なものに交換し、家全体の気密性を向上させる工事が対象です。これにより、家の中の温度を均一に保ち、ヒートショックを防ぐことができます。
    • 省エネ設備の導入:全館空調や高効率の暖房設備、床暖房などの省エネ設備も補助対象となる場合があります。これにより、浴室や脱衣所の寒暖差を抑え、快適な住まいを作り出せます。
    • 新築住宅の断熱強化:新築の場合も、最新の断熱性能を備えた建材や設計を導入することで補助金を利用することができます。これにより、エネルギー効率の高い安全な住宅が手に入ります。

 

 

  • NE-ST補助金を活用するメリット

    補助金を活用することで、通常のリノベーションよりも経済的な負担が軽減され、家族全員が安心して暮らせる住まいを実現できます。また、ヒートショック対策だけでなく、省エネ性能が向上することで、年間の光熱費も削減でき、環境にも優しい住宅が手に入るのです。

    補助金の例:

    • 断熱リフォームに対する補助額は最大200万円
    • 補助対象には、省エネ効果の高い設備や工事が含まれるため、長期的な光熱費削減効果も期待できます。

 

  • 鳥取県ならではの住まいの改善を

    鳥取県の冬は特に厳しいですが、NE-ST補助金を活用することで、経済的な負担を軽減しながら住まいの断熱性能を向上させ、ヒートショックのリスクを減らすことが可能です。家族の安全と快適な生活空間を提供するために、補助金制度を活用した新築やリノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。

    ヒートショックは、寒冷地の鳥取県では特に注意すべき健康リスクです。新築や性能向上リノベーションでしっかりとした断熱対策を行い、NE-ST補助金を活用することで、経済的負担を抑えながら安全で快適な住まいを実現しましょう。最新の補助金情報を確認し、今こそ住まいの改善に取り組む時です。

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