日銀利上げの影響
1/24に日銀が政策金利を0.5%に引き上げました。
この政策金利は、住宅を建てる人にとってどのような影響が出るか?
住宅ローンを借りて建てる人は、単純に返済額が増えます。
簡単な試算
4,000万円 40年返済 0.5%変動金利が0.75%に上昇の場合の毎月返済額
0.5%の場合 91,961円
0.75%の場合 96,483円
差額4,522円/月
54,264円/年
さらに今後も政策金利は上げる見通しとのことなので、住宅ローンの金利も上昇することが考えられます。
住宅ローンの返済シュミレーションをする際の金利設定が大切になります。
変動金利で借り入れする場合は、現在の借り入れ金利で計算するのではなくせめて1%ぐらいでシュミレーションをする必要があります。
その状態で家計が健全に回せるのかということがとても大切になってきます。
変動金利で借り入れされる方には、ずっと前から案内していましたが、ついに上昇局面が訪れました。
YouTubeでも解説していますので、参考にしてください。
金利上昇時代!年収別住宅ローン借入額の決め方
それ以外の影響は、借入可能額の縮小があります。
返済額が増えることにより、銀行から借りられる金額が減る可能性があります。
建築コストや材料費・輸送コストへの影響も長期的にみると出てきます。
企業の資金調達コストが上昇するので、最終的には商品化価格が上がってきます。
住宅需要の変化が起こる
金利が上がることで、家づくりや住宅購入を控える人が増える可能性があります。これによって建築業界全体の需要に影響が出るかも。
すでに出ている住宅メーカーもありますが。
高断熱住宅は需要増加
金利が上がることで月々の返済額が増えるため、光熱費などのランニングコストを抑えたいと考える人が増えています。これにより、高断熱・高性能住宅のニーズが高まっています。
対策のポイントは?
- 早めの資金計画:金利動向を注視し、住宅ローンの固定金利や期間選択を慎重に検討する。
- 補助金や助成金の活用:国や地方自治体が提供する住宅支援策を積極的に活用。
- 長期的なコストを考慮した設計:高性能住宅で光熱費を削減し、総合的な支出を抑える。
家を建てる必要のある人、土地が決まっている人は、早めに建てたほうがお得に家づくりができる可能性が高まります。
賃貸に住んでいる方も、更新の際に家賃設定が上がっています。
物価上昇・金利上昇の世界はすべてのものが上がっていきます。