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2018年6月4日

モデルハウス

Category:社長 出井の徒然日記

気が付けば、半年更新してませんでした。(汗

年始のあいさつで書いていたモデルハウスが5月中旬に上棟を迎えました。今回のコンセプトは広いLDK・豪華仕様の水回り設備・そして、庭です。

いい家といえば、今の時代であれば、夏涼しくて冬暖かい家という答えが真っ先に聞こえてきます。

そして、それが間違いであるという人は、誰もいないと思います。

高気密高断熱の家は無駄なエネルギー消費を抑え地球環境に貢献するだけでなく、住んでいる人の健康のためにも良く、おそらく長生きできる家にもなります。

 

でも、性能・技術という尺度のほかにも、文化的・精神的な価値があるはずです。

性能だけがよくても、街並みの中に残しておきたいと思うような家でなければ、日本の家、鳥取の街並みは味気ないものになってしまいそうです。

たとえば、性能のことだけを考えたら、熱が逃げる窓は小さくすることにこしたことはありません。

耐震性能だって、最終的には壁の量で決まります。

壁を多くすることです。

 

いい家を感じさせる要素は、家そのものにあるのではなく、アプローチとか庭などの周辺も大事な要素です。

どんなにコストをかけて立派な家を建てても、外構もなくて土地にポツンとあるだけでは、いい家にはなりません。

逆に小宅でも、門を抜けてからしばらくしてたどりつけば、「高級な家」になります。

このイメージは茶室のつくりと一緒です。

 

家を立派に見せるためには玄関アプローチと庭をしっかり作ることが一番のコツです。

家と庭が分離不可避なものであることも示しています。

家の中から窓に切り取られた風景に、樹木の緑が見え、花が咲き、ましてや借景までが見えれば、多少の熱の損失は気にならなくなります。

性能だけでは測れないことがあるのです。

アプローチや庭を、最終的につなぐものは窓ということになります。

なぜそこにその窓があるのか。説明のできないものは不要なのだということ。

 

家を建てるためには一つ一つの部材を選定し、職人がつなぎ合わせて、計画段階から数えると1年近くの歳月をかけています。

このモデルハウスが新しい挑戦になり、新しい価値観を提供できればと考えています。

このモデルハウス、鳥取市湖山町西にて構造見学会を6/17(日)に行います。

隠れてしまう壁の中も大切な要素。

表面的な出来上がりだけでなく、中身もしっかりと確認・勉強しましょう。

なぜその断熱材をつかい、耐震パネル工法で、木材を表しで仕上げるのか。

ただ安いから選ぶという根拠のない家づくりに抗う。

詳しくはHP イベントページにて。

 

 

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