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工務店の選び方
Category:社長 出井の徒然日記
見えないものを見えるようにするには、数字化すると見えるようになります。
最近でいえばコロナの感染者数。
福島の処理水、トリチウムの濃度。
見える化されると安心材料にもなるし、恐怖を覚える場合もある。
コロナの感染者数が鳥取で100人超えたとか、騒いでいたころは
話題によく上がっていたが、人数の発表がなくなってからは、流行っている
らしい。ぐらいしかわからなくなれば人の興味の対象ではなくなるようです。
住宅の性能も今はかなり見える化がされています。
断熱性能(UA値)・隙間(C値)・耐震等級・光熱費シュミレーション、日影シュミレーションなど。
当社に来られる方はみなさん「NEST」という制度があるのは知っておられます。
やはり一生に一度の家づくり失敗したくないので、よく勉強されています。
ただ、T-G1にするのかT-G2にするかこだわってT-G3にするのかは、各会社ごとで考え方が違う。
できれば、建てる人と同じ考え方をする工務店を探したほうがいいでしょう。
そして、数値化できるものはしてもらって、説明を受けたほうが納得できるでしょう。
あとのヒトの情緒的なものは、建物の中に入って感じるしかない。
匂い・落ち着く・心躍る・心地いい・音・質感・スケール感・統一感など
この家なんか好き、なんか嫌とかの感性も大切ですね。
そのあたりを比べて工務店選びをすると失敗はなくなると思います。
あとは、コストの面ですが、だいたい、各社標準的な仕様・金額でこれぐらいの性能で
建築しているという目安はあると思う。
どこまで費用が含まれているかも厳密には比べれないので、建物価格を比較対象にするのは難しいですが。
断熱にこだわったことのない工務店に、断熱気密を最高にこだわりたいと言ったところで、
「できますよ」といわれても、したことないのでどこまでできているのか怪しいですね。
いつもの仕様を逸脱する(イレギュラーな)ことをするときは、現場で問題が起きたりします。
当社に来られる方で、「床の無垢材を複合フローリングにしたいです。安くしたいので」
と言われる方もおられますが、差額を聞くと皆さん無垢材をそのまま施工します。
思ったほど金額に差がないです。
床の踏み心地、子供がごろんと寝転がる気持ちよさは数値化できないです。
ちなみに過去、1F無垢材・2F複合フローリングにしたお宅に
伺うと、2Fも無垢材にしておけばよかったと言われます。
その話を聞いてからは基本お勧めしていないです。
建てた後で後悔してほしくないので。