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2024年5月3日
太陽光と蓄電池は?
Category:社長 出井の徒然日記
太陽光と蓄電池についてよく聞かれるので、現状のおススメ状況です。
太陽光パネルの設置状況については、直近の引き渡し物件20件のうち18件が設置してます。
設置率が90%になります。
日本海側の工務店としたら、約9割の設置はかなり高い比率だと思います。
逆にどういったケースが設置しないかというと屋根の面積と塩害地域です。
30坪を切った総二階だと、屋根が小さく4Kwの設置でも厳しくなる。
そうなるとパワコンを含めての費用対効果が悪くなって、収支計画から設置を見送ることもあります。
「PVありき」の大きな片流れ屋根を縛りにせず、お客様の希望と設計自由度を優先させるのが
我々はよしと思っています。
電力高騰の時勢もあり、よほどのことがない限りPVは、皆様載せたい心境になっているようです。
また、海が近い地域で新築を建てる場合も塩害でメーカー保証対象外になるため、設置はおすすめしていないです。
蓄電池の設置に関しては、現状では投資回収でペイできないために推奨はしておりません。
ローコスト住宅に蓄電池を設置しているケースも出てきましたが、
容量が5キロ程度の小さなもので、災害時の備えとしての価値でしか無いと言えて、
セールスでの優位性のために設置していることが多いように見受けます。
自家消費分野を増やして、本来の用途までにするためには、抜本的に低価格化が実現されないと厳しいです。
もっと太陽光発電を有効利用したいのであれば、まずは昼間の余剰電力でエコキュートでお湯を沸かすこと。
その次に電気自動車の導入がよろしいでしょう。
蓄電池の利用はその次の手段になります。
結論として、卒FIT(固定価格買い取りの終了)の10年後に再度検討すればよいでしょう。