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JBNとは
Category:社長 出井の徒然日記
愛媛県松山で開催されたJBNの交流会に参加してきました。
行きはしまなみ海道を通り、帰りは瀬戸大橋を渡り、いい天気のドライブ日和でした。
今乗っているプリウスは、オートクルーズ機能がとても賢くて、車線も認識して前車との車間距離も自動で調整してくれます。
この車に乗ってから、長距離の高速道路の運転も辛くないです。
JBNとは、どのような団体かというと、
1地域工務店の業界として、国、県に協力し、実状を報告、施策情報を直接収得し要望を正確に伝える。
- 2平時や災害時において「地域に必要とされる工務店団体」としての存在を国、県、地域に対して知らせる。
- 3国・業界の委員会へJBN会員を委員として派遣することで、会員工務店に社会情勢、中央情報を正確にわかりやすく伝えることができ、その情報を地域工務店の経営に生かしてもらい、消費者の安心と信頼を得ることに繋げる。
- 4地域工務店として事業継続の為、大工技能者・現場監督・設計者の人材育成、経営者の交流を計り、社内体制の整備を図り、消費者の家守りが出来る体制を作る。
- 5地域工務店の為、木造建築等に必要な研究開発を行い、品質向上を計り、経営の武器にする。
- 6良質な木造建築を施工する為、各種技能者団体と連携を取り、共存、共栄を計る
- 7地域工務店業界団体として今、工務店に何が必要かを工務店が考え、工務店によって運営する
という理念で地域の工務店が全国3,000 社が登録している業界最大の団体です。
JBN・全国工務店協会の具体的な活動
- 1人材の育成(大工・現場監督・設計等)全国で統一した研修会を実施。
- 2工務店の受注促進に必要な研究開発地域工務店ならではの強みの発見と探究。経営力強化のための研究・研修。
- 3次世代の若き経営者に必要な知恵と知識の享受次世代後継者の育成 全国の同業、同世代の仲間作り。
- 4地域工務店の全国組織として国、県への協力と要望地域工務店業界団体として国・県・市町村と連携、協力、要望などを行う。
- 5災害時に応急仮設・復興住宅建設一般社団法人全国木造建設事業協会として地域の復興を支援する。
開会の冒頭に、能登地震の仮設住宅の建設を行なったと報告がありましたが、まだまだ解体もままならない現状の報告がありました。
当社の取引先の解体屋さんも能登へ行って仕事をしていますが、1、2年ぐらいは帰れないと言っていました。
仮設住宅が完成し、移り住んだところで今回の豪雨被害があって本当につらい状況が続いています。
当社の事務所がある福部駅前も浸水被害が度々ある地域で、私も経験がありますが、本当に後片付けが大変です。
地震は耐震性能をあげれば防げるものですが、最近の豪雨被害は河川の排水量が間に合わなくなっています。
これから建築する場所のハザードマップを確認しておくことは必須です。
会場では、顔見知りの工務店の方とも情報交換ができ、有意義な時間を過ごせました。
全体講演会では、鳥取断熱基準のNEーSTについて県庁の槇原さんが1時間程度、講演されました。
色々なところで話しているだけあって、とても分かりやすい内容でした。
全国の自治体でも同様な基準が広がっているということで、鳥取県にも視察に訪れる自治体の人が多いようです。
今では、当社に来られる方の半分以上はNE-STについて知っておられる感じです。
ただ、1.2.3グレードがありますが、どれがいいのかは皆さんはっきりと確信を持っていないようです。
工務店によってT-G1で十分というところもあればT-G2までしたほうがいい。などなど
県の作成したパンフレットにも記載がありますが、NE-STはT-G2がベストです。
この基準+パッシブ設計がされていれば、最小限の光熱費で快適な住まいになります。
これからは、断熱性能では、差別化できなくなっていきます。
当社では、空調計画を含む快適性に力を入れています。
空気の質まで考えた家づくりをしましょう。