暮らしを豊かにする風景
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昨年の夏。
京都・比叡山の麓、八瀬にある瑠璃光院を訪れました。
瑠璃光院といえば、春や秋の紅葉シーズンの美しさが有名ですが、
今回は、夏の青紅葉の絶景リフレクションと、
苔の絨毯で覆われた瑠璃色の庭園を見ることが目的でした。
木々の隙間から溢れる日差しや、川で子供たちが泳いでいる姿、京都の夏を感じながら瑠璃光院に向かいました。
石積みの擁壁の先に、山門が。
そして書院まで続く「山露路(やまろじ)の庭」を抜けると、玄関から紅葉越しに見える書院に胸が躍ります。
いよいよ書院の2階へ。
そこには圧巻の絶景が!
360℃見渡せる青紅葉の庭と、書院の机に映り込む青紅葉の絶景。
静寂に包まれた空間で、木々の緑が鮮やかに映し出される光景は、まるで別世界のような美しさでした。
こちらではテーブルにカメラを置いて撮影できるので、フォトスポットになっています。
書院の1階では、苔の絨毯で覆われた「瑠璃の庭」、池の対岸の大きな岩を臥龍の頭に見立てた「臥龍の庭」を楽しめます。
それぞれ違った趣のある庭と、洗練された数寄屋づくりの書院。
建築にあたった棟梁は,京数寄屋造りの名人と称された 中村外二、築庭は佐野藤右衛門一派の作と伝えられています。
瑠璃光院は、春夏秋それぞれ期間限定の特別拝観時のみ公開されています。
瑠璃の庭を前にした特等席でお抹茶がいただけたり、写経体験もできます。
文字数は少なくボールペンで書くので、子供でも体験できました。
四季の移ろいを感じられるお庭。
自然と調和し心豊かに暮らせる住まい。
木の質感が生み出す穏やかさ。
私たちもこうした住まいづくりを大切にしています。
瑠璃光院のように自然と一体になる空間は、昔から人々に愛されてきました。
私たちがつくる住まいも、ただの家という箱ではなく、暮らしを豊かにする空間でありたい。
そんな想いでこれからも木のぬくもりを大切にした家づくりをしていきます。
みなさんも、機会があればぜひ夏の瑠璃光院を訪れてみてください。